(最近のお魚は肥えてます)
6月2日 入谷〜田茂谷
えー、前回の釣行記の最後の方に、「・・・船長の影響。・・・恥ずかしい釣り。」と、書きましたが、船長から「私の釣りは恥ずかしいのか??」とのクレームもあって補足しておきます。
その釣りは、決して船長の釣りが恥ずかしいのではなくって、船長の釣りを見た私が感動してしまって、それでよからぬ発想をしてしまって、そして実行した。そしたら衝撃的な結果になりそうになった(釣れなかったけど・・)。で、そのよからぬ私の発想が、私にとっては恥ずかしい事なのです。
重ねて申しますが、船長は真っ当な釣り人です。

この日まず、入谷へ行く。もう、ヒカヒカに渇水してます。この小さな谷で渇水なので、いつもは18cmくらいのアマゴが出そうなポイントもチョロチョロの細流になって、何にも出ません。浅く浅くなったヒラキに近づくと、サァーと魚が逃げてきます。1時間ばかりドライフライを振るも、全く反応なし。
それでニンフに付け替える。すると希に反応があって、仔イワナ1匹。我慢してニンフを続けて20cmくらいのアマゴ。やれやれと思って写真を撮ろうと、水面を引きずって移動してたらバレた・・・・・。
それからも釣れなくって堰堤に到着。
とりあえず、そのままニンフを投げて釣れない事を確認。そして、「例の釣り」をする。まず、フライチェンジ。1投2投する。出ない・・。
しつこく投げる。と、1匹の反応あり。がぜんやる気を出して投げ続けるも、その後沈黙。
あの衝撃的な釣りは、やっぱりまぼろしだったのか???

それから田茂谷へ移動して昼食。いつものようにカップ塩焼そばにビール。ちょっと読書。
そして谷に入ってドライフライ結んで、最初のポイントでイワナを釣る。なかなか肥えてて良いです。それから決してあちこちで反応があるわけではないけれども、まあポツポツとイワナが釣れた。時折ある淵では、まずドライフライで1匹釣って、その後ドライでは反応がないことを確かめて、そして「例の釣り」を試みる。と、それなりには反応がある。でも、フッキングには至らない。
そしてまたドライフライにして、淵で1匹釣ったら「例の釣り」を試みる。結果は同じ。う〜ん、何かが足らんのだな。その何かが解らんのだよ。
そしてまた淵にきて、フライパッチにつけてた「例のフライ」を付けようとした、ら、どうも落としたらしい。
これはマズイ。あのフライをもし他人が拾ったとしたら・・・。う〜ん、恥ずかしい。いや、もしその拾った人がフライマンでこのレポートを見たらと思うと・・・、顔が真っ赤っ赤になってしまいす。

出渓点の期待の流れでは何にも出なく、最後に「例の釣り」を練習するつもりで鮭ヶ洞の入り口の淵に行く。ここはウェーダーなくても釣れるので便利。「例のフライ」を付けて投げる。すると3回の反応。フライにもかすった。でも釣れない。
そして5分ばかりした頃、後ろに2名の方が下りてきた。何分、ここは簡単に谷へ降りられる。何気なく後方を見たら、餌箱を洗ってる様子。釣り人だな。そして私を観察し始めた。う〜ん、プレッシャーがかかる。だいたい「例のフライ」なので、たださえキャスティングのヘタな私が、もうグチャグチャなキャスティングなのです。しかも「例の釣り」。人には見られたくない。
もう一度後ろを振り返ったら、ギャリーが3人に増えてた。私はたまらず「こうも見られてるとハズカシイッすね〜」とこちらから声を掛けて竿を畳んだのでした。
唯一の救いは、彼らがフライマンで無かったことくらいか・・・・・・・。

翌3日。リベンジ!!局長さんとトムさんと・・・。
詳しくは、アヒルさんのHPを見てね。あちらの方がオモシロイから・・・。

(土京川の流れ)
6月10日 土京川
朝、局長さんとトムさんが来た。そしたら船長さんも来た。どーぞどーぞとコーヒーを馳走。
局長さんとトムさんと私は、近頃変なフライに凝ってて、その変なフライを見せ合ってあーだこーだと言う。船長はルアーなので、そんな我々の話を聞きながら「こいつら、めんどくせーやつらだ」みたいな顔してた。でも、めんどくさいのがフライなのだよ。
まあ、これをご縁に、より仲良くいたしましょう。

その後各自出撃。
私は久々の土京川です。ここ、途中の林道で工事があって5月中は通行止めだったのです。ようやく通行可となって早速に行きました。
現地溶着は11時過ぎ。水量は先日の雨で、ようやく平水になった感じ。本当は、もう少し増水してたほうが良いのだけれど、久々の土京だから釣れればいいのです。
早々に入渓してドライフライ結んで、まあ18〜20cmと小ぶりながらポツポツとは釣れた。期待のポイントでは出なかったけれど、まあ良いです。

それから昼食して、ちょっと落差の続くポイントに移動して、再び釣る。でもなんだか、急に出なくなった。いっそ「例のフライ」を使ってみる。当たり前のように出ない。
この谷は、場所ムラが多いな。
都合あって、4時で終了。

局長さんのおっしゃる通り、「例のフライ」に少し飽きてきた。だって釣れないんだもの・・・。2週間前の、あの衝撃的な出来事は、やっぱりマボロシだったのかも知れん。それにもし「例のフライ」が、ある特定な場所であっても効果的なのであったなら、それがどんなにハズカシフライであっても、世間で多く使われてるはず。
あのフライは、フライマンであれば誰でも1度は考えて、その中の少数の人が作って、またその中の少数の人が1度くらいは使うと思う。で、きっと釣れなかったから残らなかったんだと思う。結局、その程度のものだったのかも・・・・・。
でも、昨夜作ったフライなら絶対に釣れる!!フライを見る限り、釣れない訳がない。少なくとも、釣り人なら一杯釣れる。そんなフライ。とりあえず、まだ挫けない。
(ハズカシフライなので詳細はパス)

(田茂谷の寸景)
6月17日 田茂谷
朝、局長さんが来て新しい「ハズカシフライ」を見せ合って「う〜ん、これなら釣れるはず!!」などと言いながらも、心の中では「やっぱり釣れんだろう」と思った。あれはしょせん、まがい物でしかない。真っ当なフライマンのフライでない。フライの歴史の中で、そんなフライが流行ったためしがない(多分)。釣れないから流行らないのだ。そんなもんで釣れるはずがない。そう思う。
でも表向きは「お互いがんばりましょう」と言って、局長さんは北へ旅立たれた。多分、局長さんも同じ気持ちだったと思う。

さて、昨晩の雨で水位は高く、釣り場はどこにしようか。バイオウェザーで24時間雨量を調べたら九頭竜方面はやや少なそう。真名川あたりなら平水かも・・・、でも遠いし。
まずは油坂峠を越えて、奥越に入ります。トンネルを越えたらまあ郡上よりは増水は少ない。でも釣り上がりには難儀な水量なので下流へ下って前坂谷を目指します。が、旧和泉村の石徹白川見たらスゴイ増水。ガッカリしながらも前坂谷へ行ってみてヤメた。一応大納川の増水も確認して、結局引き返して田茂谷の奥に落ち着く。なんだか、1時間以上もムダな時間を使ってしまった。

現地着がもう11時50分だったので、カップ焼そば食ってビール。そしたら1台のジムニーが下りてきた。なんだ、もっと上流に釣り人がいたのか。お互い会釈してすれ違う。
それから谷へ下りてドライで釣り始める。ここまで上流に来ると釣り歩くのに難儀はしませんが、まあ流れは小さいです。お魚も小さい。淵の巻き返しで15cmあるかないかのイワナがまれに反応する。1時間ばかりはその状態のまま。
ウェットにするも反応はせず、この谷にしては大きな淵に出た。淵尻でライズ。20cmくらいか。すかさずウェットを投げるとすぐに反応。でもフライをかすっただけ。さらに1m上流に投げると、またかすった。う〜ん、あれら2匹は、ドライフライだったら絶対に釣れてたな。
それで#14のドライフライにチェンジ。同じポイントのさらに1m先に投げたら20cmが釣れた。それで一生懸命写真を撮ってたら、最初にかすった淵尻でライズ。22cm。それから流れ込みで23cm。1つのポイントで、こんなにも調子よく釣れるものかとほくそえむ。多分、地合いというものがあるんでしょうねぇ〜〜。
その後ポツポツとイワナ釣って大満足して終了。

帰り道にまた鮭ヶ洞の入り口に行って、まずは竿に付いてたドライフライを投げてアマゴ2匹を釣った。そして「例のフライ」を試す。今日はギャラリーがいないから、のんびりと試せます。
まずは新作のフライ。これは局長さんは釣れたけれども、お魚は釣れなかった。
旧作にチェンジ。そして2匹のイワナを初ヒット。結構ウレシイ。まあ、ともに15cm程度ですが・・・・。
とりあえずは「例のフライ」でもお魚は釣れることは解った。多分、地合いが合えば、どんなフライでも釣れる。。。

6月23日 六厩・他 (今回写真はナシ)
「アマゴが釣りてー」と言うルアー船長と、六厩へアマゴ釣りに行く。
最初淵におりて、まず私がドライフライを一杯投げるも、なんの反応も無い。そしてルアー船長がおもむろにミノー投げたら、3匹くらいのイワナがサワサワと寄ってきて、そのうちの1匹がパクリと咥えた。なんとも恐ろしい釣りだ。
その後も私のフライにはほとんど反応は無くって、船長がルアー投げるとイワナがサワサワと寄ってきて数匹を釣り上げる。
最後の淵になって、船長がアマゴ1匹釣って、私のフライにもやっとこアマゴ1匹釣った。

その後庄川上流に移動して昼食。船長はイワナの一夜干しをご馳走してくれた。
そして釣り始めるも、船長のルアーには反応が落ちたらしい。
私のドライフライには時々反応があって、たまに掛けるもバラシてばっかり。でもなんとかアマゴを1匹釣った。船長は0匹。

この日船長は丸々と太ったイワナを数匹釣ったけれども、今日はアマゴ釣りなので、船長の釣果は1匹で、私の釣果は2匹で、結果私の勝ちなのであります。今日は増水しててフライには不利なはずにもかかわらず・・・なのです。平水時だったら、もっと釣ってるよ。
船長、アマゴ釣りたかったら、ドライフライを投げましょう。

翌日は局長さんとハズカシの谷へ行く。局長さんが「ハズカシフライ」に開眼した地。
最初は私がドライフライで局長さんは「ハズカシフライ」。で、私のドライに時折でるけれどもなんだか乗らない。局長さんの方も反応はあるもののなかなか乗らない。期待の第一堰堤も不発。それから局長さんがポツポツと釣るようになって前半は終り。

カップめん食ってビール飲んで再び谷へ下りる。
局長さんのフライにはあいかわらず反応があって、私のドライフライでも2匹釣ったので、私も「ハズカシフライ」にチェンジ。先週実績をあげた旧作。でもこいつにはほとんど反応がなかったので、新・新作にする。すると、これは反応がよかった。ただ、なかなかフッキングには至らず地団駄ばかり踏む。
局長さんの言によると「このフライは、まず1匹釣らないとその使い方が解らない。2匹釣れば、なんとなく解ってくるはず」とのこと。う〜ん、今日何匹も釣ってるお方のお言葉は説得力がある。
そしてやっとこさ1匹釣って歓喜する。2匹目を釣ったらなんとなく解ってきた。3匹目も釣る。満足。
そしてお互いドライフライに替えて「ハズカシフライ」よりも快調に釣れた。まあ、ドライフライの方が釣れる。

ところで今日もそうですが、昼食はカップめん。昨日の昼食もカップめん。先週も、その先週も・・・カップめん。
近頃釣りに一生懸命で(釣果は伴わないが)、ちょっと釣りにゆとりがない。よくない傾向です。
そろそろ昼食にはケーちゃんやりたい。